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【岸和田競輪 第76回高松宮記念杯競輪GⅠ&第3回パールカップGⅠ】競輪放浪記《第25回》プロ雀士・滝沢和典(アオケイ紙面掲載コラム)

2025/06/17

【引退、代謝、美学】

 平原康多選手の電撃引退は、多くの人に衝撃を与えました。S級S班の任期を半年以上残しての異例の決断でしたが、平原選手の「美学」を肯定する声が多かったように感じます。

 もちろん、平原選手の引き際は見事でした。しかし、一方で代謝の危機である舟元権造選手のように、その人柄や言葉、エピソードによって人々を惹きつける「美学」もまた素晴らしいものだと感じます。平原選手も舟元選手も天職を見つけた事が素晴らしく、それを羨ましいと思う人も多いのではないでしょうか。彼らの様な生き様に触れると、「自分はどうあるべきか」と深く考えさせられます。

 

【老いと向き合う】

 先日、ソファーで昼寝をしていた時のことです。妻と長女の笑い声で目が覚めました。二人が私の頭を指差して「ちょっぴりきてるね」と爆笑していたのです。ひどい寝グセだったこともあり、その時は大して気にもせず「貴様らの髪をワシによこせ!ガハハ!」と言って笑い飛ばし、再び眠りにつきました。

その場は冗談で終わったものの、何となく心に引っかかっていました。後日、対局前にメイクさんに「家族にイジられたので正直な意見を聞きたいのですが、僕の頭頂部はどうなっていますか?」と尋ねたところ、「……。…若干、若干ですね、年相応かとは思いますが、気持ち程度…」という言葉と共に、非常に正直な感想と表情が非情に全てを物語っていました(笑)

 イベントにいらしたお客様に頭皮をきれいにするアイテムや血行を促進するスプレーをいただいたこともあります。その方々に確認した時にくださる「そういう意味ではない」という言葉はきっと「少しはそういう意味」でしょう。できる範囲でケアして行こうと思います。

 老いを感じてからも勝負は続きます。残されたチャンスも少ないと認識しつつ、日々精進あるのみであります。

〈左:滝沢和典〉

滝沢 和典 プロフィール

競技麻雀のプロ雀士。

日本プロ麻雀連盟所属。

MリーグではKONAMI麻雀格闘倶楽部に所属。

愛称はタッキー。

キャッチフレーズは「越後の奇跡」、「麻雀バガボンド」

生年月日: 1979年12月6日 (年齢 45歳)

血液型:B型

出生地: 新潟県 長岡市

※過去のコラムはこちらから

 

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